アテナ神殿(イタリア)
有名なイタリアのアテナ神殿を中心とする世界遺産をご紹介します。

平坦な草原にゆきわたる古代都市跡がイタリアの世界遺産・パエストゥム遺跡です。パエストゥムは、ギリシャ植民によって紀元前六世紀前半から五世紀半ばにかけて造られた街です。パエストゥム遺跡にはドーリア式ギリシャ神殿、「ヘラの神殿」、「アテネ(アテナ)の神殿」、「ポセイドンの神殿」の三つの神殿がほぼ完璧な状態で残っていて、古代ギリシア時代の繁栄と栄華を忍ばせます。
紀元前550年頃に建設されたゼウスの妻ヘラを祀る神殿が一番古いと推測されています。アテネの神殿が前500年頃、ポセイドンの神殿は、最も新しいとされるが前450年頃に建てられたものです。ギリシャの首都アテネの守護神アテネは芸術学問の女神です。
イタリアの世界遺産アテネ神殿は、以前はケレス(セレス)神殿だと考えられていましたが、この神殿の周囲で発掘された多くは鎧忍や盾などで武装した女神像でした。アテネ神殿と断定された理由は、古代ギリシャでは、アテナ女神は知恵・学芸・芸術のほか戦争の女神として、ケレス女神は豊作・豊穣の女神として司られていたことからでした。
1997年にイタリア世界遺産(文化遺産)に認定されました。イタリアの世界遺産アテネ神殿などは、修復工事を経ているとはいえ保存状態はすばらしく、2500年ほども昔の古代ギリシア時代の建築物が、今もしっかり存在している姿は、見る者を凌ぎ、古代人の英知と偉大な創造力を感じさせてくれます。
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